
リスニングのコツは発音です
英語を学習する際大きく分けて4種類の分野があります。
- Reading
- Writing
- Speaking
- Listening
以上の中から自分の目的のものを選びますよね。試験を受けたい人はReading、Writing、英会話ならSpeaking,Listeningなどを練習しますよね。
そんな中 Listening についてお話ししますね。
内容は次のとおりです。
1 なぜ英語が聞き取れないのか 2 Listenig能力を上げる前に知っておくべきこと
1. なぜ英語が聞き取れないのか
おそらく多くの人は
「聞き慣れていないからだ」「何回も聞けばわかるようになる」
と思う人も多いのではないでしょうか。
全く違います。
海外に留学したら全員漏れなく英語が聞き取れるようになりますか。海外で活躍するアスリートの中には長年活躍していても通訳が常にいる人がいます。毎日毎日英語が聞こえる環境にいるのになぜでしょう。
それは「聞けばいいというものではない」からです。
聞く以外に何が必要か。それは、最低限の知識的背景です。
昔、サッカー日本代表だった中田英寿さんは高校からJリーグに進み、イタリアのセリエAで活躍をしました。イタリアで5チーム渡り歩き最後はイングランドのプレミアリーグでプレーをしました。その当時も流暢なイタリア語と英語を駆使し、現地のインタビューに答えていました。
彼は高校時代から海外でプレーすることを視野に入れ、イタリア語の勉強をしていたそうです。全国高校サッカー選手権大会の整列の時もイタリア語を聞いていいたと当時の同級生がテレビで話していました。22歳でイタリアに行っていますから少なくとも4年間の知識的背景をもち、イタリア語の環境に飛び込んだのです。その結果Listening,Speakingともに素晴らしい成長を遂げました。
彼のように英語が伸びるには最低限の単語、文法、その他の知識が必要不可欠なのです。「赤ちゃんは何も知識がないのに聞くだけで話せるようになるのではないか」と思う人もいるかもしれません。確かに。でも赤ちゃんは第一言語だからです。私たちの多くにとって英語は第二、ないし第三言語になります。よって状況は違います。
ですので私たちが今からListening能力向上のためにはただ聞くだけではなく知識をもとに聞く必要があるのです。その知識とはすでに皆さんの持っている、アルファベットや単語、文法の知識です。中学校までもので大丈夫です。忘れている人は思い出す時間を持つことも必要かもしれません。
「大体単語は知ってるけど聞き取れないのはなぜ??」
それは次に繋がります。
関連動画:英語の聞き取り、なぜ難しいの〜リスニング上達へのコツ〜
2.Listening能力を上げる前に知っておくべきこと
Listening能力を上げるためには最低限の単語、文法、その他の知識が必要だと話をしました。ポイントはその他の知識です。
単語、文法よりもちょっとしたテクニックの話になります。ですが知っているといないとでは大違いです。それは音韻現象です。簡単にいうと、音の変化です。
例えば、水という意味の「water」遠いう単語があります。カタカナで書くと「ウォーター」ですね。でもアメリカ人が発音すると「ワラー」と聞こえることはないですか?
「t」の発音なのに「r」の発音で聞こえてしまうんです。←これが音韻変化です。
他にも頑張ったね、と言いたいときに「Good job!」と言いますね。カタカナで書くと「グッドジョブ」ですが、実際によく聞くのは「グッジョブ」ですよね。←これも音韻変化なんです。
これを分かって聞いたり、話たりするとわからないでするよりはるかに定着は速いんです。
細かく言えばたくさんありますが私は次の4つに分類しています。
- Linking(連結)
- Blending(統合)
- Deletion(消失)
- Changing(変化)
これについては次回描こうと思います。
これをマスターしないまでも、知っておくだけで相当違います。ぐんぐんListening能力を伸ばしていきましょうね。